工場のライン仕事について、仕事内容から正社員になるコツまで

工場のライン仕事について、仕事内容から正社員になるコツまで

おすすめ工場系求人サイト

工場求人ナビ

工場求人ナビ

  • 求人数が少ないが、求人の品質の定評があります(2019オリコンランキング1位)
  • 優良企業が多い(ブラック企業に当たりにくい)です
  • 面接来場(合否不問)でQUOカード1,000円分がプレゼントされます
  • 検索メニューはメリットで絞るだけと、シンプルで使いやすいです
  • 「残業少なめ」で検索できます(できないサイトが多いです)

お仕事情報ネット

お仕事情報ネット

  • およそ10,000件と業界最多規模の掲載求人数
  • 正社員求人、正社員登用求人が多めです
  • 高時給、高月給の求人が多めです
  • 工場事務の特集ページ、寮あり求人のみの特集ページなどがあります

「人間関係が楽な仕事だから」「単純作業でプレッシャーがないから」
最近、こうした理由から工場のライン仕事へ転職する人が増えています。特に20~30代の男性に多いです。

ライン仕事は、社員どうしの会話・交流が少なく仕事が簡単です。そのため煩わしい人間関係から解放されたい、ノルマや成果に追われたくない、という人の転職が増えています。

確かにライン仕事は、そのイメージ通りの仕事と考えていただいて問題ありません。ですが、その点だけを期待して転職すると、ギャップを感じてしまう可能性もあります。シフト、給料、ノルマ、適性、工場ごとのきつさの違いなど、細かい点も事前にしっかり押さえておきましょう。

工場のライン仕事の内容

工場には大きく3つの仕事があります。

  1. 製造関連業務
  2. 生産管理業務
  3. 工場事務

1は、製品を作る仕事や、そのために必要な部品を倉庫から運んでくる仕事です。
2は、製造する人や納期、部品などを調達・管理・監督する仕事です。
3は、職場環境を支える裏方(ふつうの会社の事務職の工場版)です。

ライン仕事は1に該当する仕事で、ベルトコンベアなどで流れてきた製品に部品を装着したり、トレイに食品を乗せたりします。いわゆる「流れ作業」ですね。
ただ、ひとことにライン仕事と言っても、その内容は色々。たとえば、自動車の組み立てラインと食品の製造ラインでは、設備や作業スタイルが全く違います。

自動車工場の組み立てラインの様子

食品工場の製造ラインの様子

下の動画のように、ベルトコンベアがないこともあります(特に中小の工場で)

工場のライン仕事のメリット

ただ、どんな業界のライン仕事にも共通するメリット・デメリットというのがあります。
まずメリットから見てみましょう。

  1. 未経験でもOK
  2. 40~50代もOK
  3. 人間関係が楽
  4. シフト制
  5. 充実の手当・待遇
  6. 残業は少なめ
  7. プレッシャーがない

1:未経験でもOK

ライン仕事は、誰にでもできる仕事です。そのため未経験でも問題なく採用されます。実際、工場のラインで働く人の多くは、アルバイトの大学生やパートタイムの主婦(夫)などです。

2:40~50代もOK

仕事が難しくないので、年齢もほとんど関係ありません。そのため40~50代から工場のラインで働き始めたという人もたくさんいます。
ただし、ある程度の体力が必要なライン仕事では、さすがに厳しいと判断されることもあります。

3:人間関係が楽

ほかの人と話していて作業が遅れるとラインが止まってしまうので、仕事中に社員どうしの会話や交流は(ほとんど)ありません。皆さん、目の前に流れてくる作業を黙々とこなします。またパートやアルバイトの人が多いため、仕事が終わった後の飲み会なども少ないですし、断りやすいです。

そのため、最近では「コミュ障でも働けるから」「飲み会などの誘いが嫌だから」という理由でライン仕事を希望する人(特に若い世代)も増えています。

4:シフト制

工場は基本、朝から晩まで稼働しています。そのためシフト制で働くのが一般的です。
シフトには大きく、朝・夜の2交代制と、朝・昼・夜の3交代制の2種類があります。それぞれの違いは、

・2交代制:夜勤が増えるぶん稼げるが、そのぶん体力的にきつい
・3交代制:夜勤が少ないので体力的には楽だが、稼ぎは減る

といった感じです。

通常、朝3日→1休日→夜4日→2休日といった感じにシフトを変わるのが一般的です。また工場によっては休日出勤があります。

5:充実の手当・待遇

工場は通常、都市部から離れた所にあるため、寮を完備しているなど待遇面が充実しています。近くの鉄道駅から送迎バスが出ている工場も珍しくありません。

また、ライン仕事は有休を取りやすいことでも知られます。受注状況などを踏まえて事前に生産計画が立ててあるため、稼働が落ち着くタイミングで有休が取得できます。まとまった長期休暇を取りやすいのは、ライン仕事ならではの魅力ですね。

6:残業は少なめ

工場は生産計画以上の生産は行いません(製品が在庫になってしまうため)。また設備の能力を超えた量は絶対に生産できないので、理不尽な生産計画が立てられることもありません。

そのため、ライン仕事は残業が少ないです。繁忙期や想定外の大型受注がいきなり入った場合は別ですが、多くても月10~20時間くらいです(業界にもよります。たとえば食品工場のラインは残業が少なく、自動車工場のラインは多めです)

7:プレッシャがーない

ライン仕事は誰にでもできる仕事のため、プレッシャーがありません。そのため「営業ノルマに疲れた」など、成果やノルマのストレスから解放されたくて転職してくる人も多いです。

ただし、これは業界や会社によります。たとえば、製薬工場や自動車工場のラインでは人の命にかかわる製品(薬や自動車)を作っているので、多少はプレッシャーを感じるという人が多いです。

たまにノルマがない仕事を求めてライン仕事を志望する人がいますが、ノルマはあります。ただし、個人ではなくライン全体でノルマを持ちます。
また、ブラック企業の営業職のような理不尽なノルマは存在しません。設備の能力は決まっているため、それ以上のノルマは立てられないからです。また誰でもできる業務ですから、普通にやっていれば自然と達成できます。

おすすめ工場系求人サイト

工場求人ナビ

工場求人ナビ

  • 求人数が少ないが、求人の品質の定評があります(2019オリコンランキング1位)
  • 優良企業が多い(ブラック企業に当たりにくい)です
  • 面接来場(合否不問)でQUOカード1,000円分がプレゼントされます
  • 検索メニューはメリットで絞るだけと、シンプルで使いやすいです
  • 「残業少なめ」で検索できます(できないサイトが多いです)

お仕事情報ネット

お仕事情報ネット

  • およそ10,000件と業界最多規模の掲載求人数
  • 正社員求人、正社員登用求人が多めです
  • 高時給、高月給の求人が多めです
  • 工場事務の特集ページ、寮あり求人のみの特集ページなどがあります

工場のライン仕事のデメリット

一方で、ライン仕事には次のようなデメリットがあります。

  1. 給料が安い
  2. 地方の求人が多い
  3. 雇用形態の多くがアルバイト、パート、契約社員
  4. 3K(きつい・きたない・危険)

1:給料が安い

ライン仕事は、給料が低いです。大卒初任給で20万。40代で35万くらいです。昇進してラインのリーダーになったり生産管理職に就いたりすれば上がりますが、ラインで働きつづける限りはそこまで伸びません。どんなにいっても年収500万くらいが妥当でしょう。

たまに「いきなり月給35万!」など高給をアピールしているラインの求人がありますが、それらはだいたい残業代や深夜勤務手当などをすべて含んだ金額です。つまり、残業や深夜勤務が減れば、そのぶん給料が減ります。

このあたりの詳しい事情が知りたい方は、以下もあわせてご覧ください。

*工場の給与・年収、学歴・雇用形態・役職別一覧
https://afghaneic.com/185/

2:地方の求人が多い

ラインがある大きな工場は都市部から離れた地域に多いです。
経済産業省の工業統計調査によれば、従業員30人以上の製造業の事業所(工場)が多い都道府県トップ10は、以下のとおりです(数字は事業所数)

  1. 愛知(3,671)
  2. 大阪(2,697)
  3. 埼玉(2,392)
  4. 静岡(2,295)
  5. 兵庫(2,061)
  6. 神奈川(1,848)
  7. 茨城(1,492)
  8. 東京(1,347)
  9. 福岡(1,304)
  10. 岐阜(1,293)

ご覧のように、大都市圏から近く、道路の便が良く、適度な敷地が確保できる地域に工場は多いです。埼玉県には食品業界の、岐阜県には製造業の工場がたくさんあります。茨城県は日立製作所のお膝元ですね。タミヤのプラモデル工場が有名な静岡県は、バイクや製紙の工場が多いです。

もっとも最近は、人の温もりに憧れて、工場への転職を機に地方へ移住するという若い人たちも少なからずいます。

3:雇用形態の多くがアルバイト、パート、派遣社員

ライン仕事は誰にでもできるため、アルバイト、パート、派遣の求人がほとんどです。契約社員や正社員の求人は多くありません。
ただ、正社員登用制度を設けている工場も多く、よく言われる「ライン仕事だと正社員になれない」ではありません。

なお「どうしてもラインで正社員で働きたい!」という方のために、後ほど正社員求人の探し方をお伝えします。

4:3K

ラインに限らず、工場勤務は3Kといわれます。「きつい・きたない・危険」の頭文字を取って “3K” ですね。
ただ、確かの他の業界より3Kではありますが、これは工場によります。

たとえば、食品工場は清潔でないといけませんし、危険な作業もありません。立ち仕事な点が最初はきついかもしれませんが、自然と慣れます(どんな仕事も最初はきついものです)
一方、タイヤ工場は、ゴムを熱するための熱源があるので暑かったり、ゴムの独特のニオイがきつかったりと、かなりきつい環境です。またチリやホコリが舞っているので、きたないのも事実。そして熱が近くにあるので、危険も当てはまります。

このように、3Kは工場の選び方一つで避けることができます。
工場ごとの仕事の特徴が知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

*工場勤務(ライン仕事)の実態、仕事は簡単で人間関係は楽だが、3Kがきつい
https://afghaneic.com/13/

工場のライン仕事が向いている人・向いていない人

以上のメリット・デメリットを踏まえて、ライン仕事が向いている人・向いていない人を整理すると、こうなります。

向いている人 向いていない人
同じ作業を着実にこなせる人 仕事にやりがいを求める人
黙々と仕事ができる人 社員同士、積極的にコミュニケーションを取りたい人
プライベートも大事にしたい人 仕事に対する意識が高い人
人並みの体力がある人 腰痛や膝痛などを持っている人
体調管理が得意な人 朝早い・夜遅いのが苦手な人

ライン仕事が向いていない人の特徴が複数あてはまった人は、先ほどのメリットが全部手に入っても、嫌になってしまう可能性が高いので、よく考えた上で決断しましょう。逆に向いている人の特徴が複数あてはまった人は、向いている可能性が高いです。

ライン仕事は、確かに他の仕事より人間関係も仕事内容も楽です。ですが、向かない人も中にはいます。自分が工場のライン仕事に合っているのか、しっかり考えてから検討してください。

ライン仕事の正社員求人を探す方法

最後にライン仕事の正社員志望の方へ向けて、求人の探し方をお伝えしておきます。

まずライン仕事の正社員求人が多い求人サイトは、以下の2つです。

*工場ワークス
https://04510.jp/

*工場求人ナビ
https://www.717450.net/

記事執筆時点で工場ワークスには449件(関東のみ)、工場求人ナビには217件、ライン仕事の正社員求人が掲載されています。

工場ワークスはエリアごとにサイトが分かれているため、自宅から近い求人を探せます。アルバイトや派遣の求人も多いため、学生や主婦(夫)のパートでも使いやすいです。また地方の求人も多いので、移住を伴う工場への転職(Iターン)を考えている人にもおすすめです。

工場求人ナビは件数こそ少ないですが、トヨタ自動車をはじめとする大手求人が多いです。正社員案件を中心に掲載しており、希望すれば運営会社の転職支援サポートも無料で受けられるので、正社員志望の方はこちらがおすすめです。

より詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

*工場勤務(ライン業務)の正社員は、アルバイトと仕事や給与がどう違う? 正社員になるコツも紹介
https://afghaneic.com/30/

おすすめ工場系求人サイト

工場求人ナビ

工場求人ナビ

  • 求人数が少ないが、求人の品質の定評があります(2019オリコンランキング1位)
  • 優良企業が多い(ブラック企業に当たりにくい)です
  • 面接来場(合否不問)でQUOカード1,000円分がプレゼントされます
  • 検索メニューはメリットで絞るだけと、シンプルで使いやすいです
  • 「残業少なめ」で検索できます(できないサイトが多いです)

お仕事情報ネット

お仕事情報ネット

  • およそ10,000件と業界最多規模の掲載求人数
  • 正社員求人、正社員登用求人が多めです
  • 高時給、高月給の求人が多めです
  • 工場事務の特集ページ、寮あり求人のみの特集ページなどがあります

工場の仕事についてカテゴリの最新記事