工場勤務の現場で役立つ技能士の資格について解説

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製造業で活躍するには技能士の資格を持っていたほうが何かと便利です。国家資格なので工場内での作業や転職活動にも有利に働きます。製造業での技能士で人気なのが機械保全技能士2級。ここでは工場勤務の製造業で役立つ技能士の資格と人気の高い保全技能士について解説していきます。

技能士の種類

国家検定の技能士は100種類以上あり、そのすべてを紹介するのはとても大変です。そこで、工場勤務で活躍できる技能士の資格といえる「金属加工」、「一般機械器具」をメインに解説していきます。

金属加工関係(19種類)

工場勤務に関連する金属加工関係の技能士一覧をみていきます。

 

・金属溶解技能士…金型(鋳型)に溶かした金属を流し込み、金属溶解を行って鋳物を作り出します。国家資格で、5つの作業分野に分かれています。鋳鉄キュポラ溶解作業、鋳鋼誘導炉溶解作業、鋳鉄誘導炉溶解作業、鋳鋼アーク炉溶解作業、軽合金反射炉溶解作業があり、それぞれ1級と2級があります。

 

・鋳造技能士…金属を熱で溶かして鋳型に流し込み、鋳物を製造しています。技能検定では4つの区分に分かれており、特級から2級まであります。鋳鋼鋳物鋳造作業、鋳鉄鋳物鋳造作業、銅合金鋳物鋳造作業、軽合金鋳物鋳造作業があります。

 

・鍛造技能士…金属に圧力を加えて強度を高まる技法です。3つの区分に分かれ、自由鍛造作業、ハンマ型鍛造作業、プレス型鍛造作業があり、それぞれ1級と2級があります。

 

・金属熱処理技能士…熱処理のスペシャリストです。一般熱処理作業、浸炭・浸炭窒化・窒化処理作業、高周波・炎熱処理作業があり、特級から2級まであります。

 

・粉末冶金技能士…金属粉末を成型して金属製品を作ります。成形・再圧縮作業、焼結作業があり、1級と2級があります。

 

・機械加工技能士…機械加工に必要な研削盤、フライス盤などのスペシャリストです。特級から3級まであり、それぞれ実務経験が必要です。実技資源は各項目に分かれており、20種類以上から選択します。

 

・放電加工技能士…放電加工とはワークを通電させて電気エネルギーによる熱と衝撃で加工していきます。研削・切削・研磨などの加工で対応できない高硬度の金属にも適した加工方法です。試験は形彫り放電加工作業、数値制御形彫り放電加工作業、ワイヤ放電加工作業の3種類からなり、特級・1級・2級があります。

 

・金型製作技能士…工場で生産されている製品は、元となっている金型の精度が非常に重要です。また、製品を加工する上で必要な治具や部品にも、それぞれ金型製作が役立っています。プレス金型製作作業とプラスチック成形用金型製作作業があり、特級・1級・2級があります。

 

・金属プレス加工技能士…金属プレス加工は小さな部品から大きな製品まで様々な用途で使用されています。特に日本のプレス加工は世界でも評価の高い技術です。特級・1級・2級があり、この資格を持っていると多くの工場で活躍できるでしょう。

 

・鉄工技能士…鉄工所での作業がメインとなりますので、完成品を生産している工場への材料や部品の元となる鋼材を加工しています。資格は「製缶作業」、「構造物鉄工作業」、「曲げ成形・矯正作業」、「構造物現図作業」と4つからなり、1級と2級があります。

 

・工場板金技能士…自動車のボディや家電などに使われているのが板金で、薄い金属板を加工していきます。資格区分は「曲げ板金作業」、「打出し板金作業」、「機械板金作業」、「数値制御タレットパンチプレス板金作業」と4つからなり、それぞれ特級から2級(3級の資格が存在する区分あり)まであります。

 

・めっき技能士…めっき加工は金属やプラスチックの表面に薄い膜を張り、錆や腐食を防いで外観を向上させる役割があります。資格区分は「電気めっき作業」と「溶融亜鉛めっき作業」があり、1級・2級・3級(電気めっき作業のみ)からなります。

 

・アルミニウム陽極酸化処理技能士…アルマイト処理を施している作業のことであり、アルミニウムは一般的な日用品から工業用品にまで幅広く活用されているので、活躍の場が多い資格です。1級と2級の資格があります。

 

・溶射技能士…金属などの材質を溶かしながら表面に被膜を形成する作業で、資格区分は「防食溶射作業」、「肉盛溶射作業」の2種類あり、単一等級となっています。

 

・金属ばね製造技能士…ばねは身近なところで非常に多く使われているものですが、工業用品も含めるとそれぞれ大きさや硬さが異なり、加工するには高度な技術が必要となります。資格区分は「線ばね製造作業」、「薄板ばね製造作業」の2種類があり、それぞれ1級と2級があります。

 

・仕上げ技能士…自動車や医療機器などの部品の組み立てから完成するまでを担当しています。資格区分は「治工具仕上げ作業」、「金型仕上げ作業」、「機械組立仕上げ作業」の3種類からなり、特級・1級・2級・3級があります。

 

・切削工具研削技能士…切削加工に用いるドリルなどの工具を使いこなせるスペシャリストです。資格区分は「工作機械用切削工具研削作業」、「超硬刃物研磨作業」の2種類があり、それぞれ1級と2級があります。

 

・ダイカスト技能士…熱した合金を型に高圧で流し込み、従来の鋳造よりも大量生産するのがダイカストの特徴といえます。資格区分は「ホットチャンバダイカスト作業」、「コールドチャンバダイカスト作業」の2種類からなり、特級・1級・2級があります。

 

・金属材料試験技能士…金属材料の検査は硬さや延性、属性などを測定・数値化し、工場の現場というよりかは品質管理の仕事です。試験区分は「機械試験作業」、「組織試験作業」の2種類からなり、1級・2級があります。

 

一般機械器具関係(11職種)

次に製造業の工場勤務に関連する一般機械器具関係の技能士をみていきます。

 

・機械検査技能士…測定機器を使って機械部品を検査し、不具合品を調査して工場で生産される製品の品質面をしっかりとチェックしています。特級・1級・2級・3級からなります。

 

・産業車両整備技能士…フォークリフトに代表される産業車両を整備する資格で、1級・2級があります。

・鉄道車両製造・整備技能士…その名の通り電車の製造や整備を担当する資格です。鉄道車両はたった一つの整備ミスによって大事故を誘発する恐れがあるので慎重な作業を求められます。資格区分も細かく分かれており、「機器ぎ装作業」、「内部ぎ装作業」、「配管ぎ装作業」、「電気ぎ装作業」、「鉄道車両現図作業」、「走行装置整備作業」、「原動機整備作業」、「鉄道車両点検・調整」と8種類からなり、それぞれ1級と2級があります。

 

・内燃機関組立て技能士…内燃機関とはエンジンのことを指しており、構造を理解して組み立てや調整をします。試験区分は「量産形内燃機関組立て作業」、「非量産形内燃機関組立て作業」、「内燃機関組立て作業」と3種類からなり、特級・1級・2級・3級があります。

 

・空気圧装置組立て技能士…空圧を扱う装置の組み立てや保全に必要な知識を有する資格です。工場には至る所で空圧機器がありますから、仕組みを理解する上でも役立ちます。特級・1級・2級があります。

 

・油圧装置調整技能士…基本的に製造業では必要不可欠ともいえる油圧装置の構造を理解し、組み立てや保全の知識を有している資格です。特級・1級・2級からなります。

 

・縫製機械整備技能士…ミシンに代表される縫製機械の整備を行う資格です。家庭用ミシンは需要が減少していますが、衣類は日常生活に欠かせない分野なので、工業用ミシンの需要が続くことは間違いないでしょう。資格は1級・2級があります。

 

・建設機械整備技能士…建設現場に欠かせないのがクレーン車などの建機や重機です。建設現場での整備不良発覚は重大事故につながる恐れがあります。資格は特級・1級・2級があります。

 

農業機械整備技能士…トラクターやコンバインといった農業機械の整備を担当します。特殊車両が多いのが特徴的で、1級・2級があります。

 

・テクニカルイラストレーション技能士…工業用品のカタログや取説に用いる立体図を作成します。平面図よりも理解が深まりやすいことから、手書きだけでなくCADや3DCGの知識も求められるでしょう。試験区分は「立体図作成作業」、「立体図仕上げ作業」、「テクニカルイラストレーション作業」の3種類からなり、1級・2級・3級があります。

 

・機械・プラント製図技能士…機械製図やプラント製図の部品図や組み立て図面を対象にしています。試験区分は「機械製図手書き作業」、「機械製図CAD作業」、「プラント配管製図作業」の3種類からなり、1級・2級・3級があります。

 

ものづくりの現場で人気の機械保全技能士

ものづくりの現場ではライン生産だけでなく、設備の段取りやメンテナンスも兼ねており、職場によっては一人で複数台を担当していることも珍しくありません。たとえメンテナンスを担当する保全スタッフが常駐していたとしても、広い工場では人手が回り切れないものです。そこで作業者自身が設備や機器を自分でチェックできれば、異常を未然に察知して故障を防ぐことが可能です。

 

そこで総合的に役立つ資格が機械保全技能士となります。この資格は多くの工場で採用されており、人気の国家資格といえるでしょう。資格区分は「機械系保全作業」、「電気系保全作業」、「設備診断作業」の3種類で、特級・1級・2級・3級があります。

 

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未経験でも採用可能だが、技能士の資格は転職で有利となる

今回紹介した技能士の資格を持っていなくても、実際に現場で作業をしているケースがほとんどです。これは基本的に実務経験が必要なので当然といえ、現場作業に慣れることで実績を重ね、規定の年数に達したときに試験を受けられます。ただ、作業内容の確認者のサインは有資格者が最終チェックをしなければならないことが多く、円滑に作業するためにも企業的には有資格者の確保が重要となります。

 

しかも、2級で3年から5年、1級に至っては2級取得後にさらに数年もの実務経験が必要なケースもあるので、すでに技能士の資格を持っている場合は転職で有利となるのは間違いありません。年収アップも期待できます。

 

まとめ

国家資格の技能士は工場勤務の現場でも活躍できるものが多くあります。金属加工関係や一般機械器具関係、機械保全技能士では一つの技能士資格に対し、複数の区分に分かれているものも多く、現場で実務経験を重ねながら勉強して、自分に適した資格を受けることも可能です。

 

技能士の資格がなくても現場作業をすることもできますが、転職ではやはり国家資格である技能士を取得していることが注目されますので、年収面でも有利となるように技能士の資格取得を目指していきましょう。

 

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