設備保全の仕事内容・やりがい・向いている人の特徴 など

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製造業の工場には設備保全があり、工場で計画的に取り入れると、長期的に生産性を向上させることができます。とはいえ、設備保全といってもどのようなことをするのか分からず、難しいイメージを持っている人も多いでしょう。

ここでは設備保全を怠ったときに生じるリスクや仕事内容、やりがい、向いている人の特徴を解説していきます。

設備保全とは

設備保全とは機械が正常動作をしているか項目に従ってチェックし、部品交換や点検・修理を行うメンテナンス作業を指します。

動作確認程度の軽い保全から、機械を停止して細かく調べるときもあります。また、1日以上も稼動停止にしてボールねじの交換や摺動面のテーブルを吊り上げるといった大掛かりな作業など、さまざまな仕事内容を行うのが設備保全です。

設備保全は毎月1回など、定期的に日程調整している工場もあれば、半年に1回程度しか行わない部署もあります。中には日々の生産に追われて保全を全く行っていない工場もあるのが現状です。

保全は設備の稼働が止まるので、どうしても生産数が落ちてしまいます。生産管理からの計画に保全日が設定されていたらいいですが、設備保全という概念が工場全体に浸透していないと生産を妨げるものとして扱われます。

 生産がメインの職場では現場が設備保全を行いたくても、なかなか上長の許可が下りず、壊れるまで使い続けている部署も存在しています。

 日常点検や通常稼動中に生じる異音や振動といった違いに気づき、何かおかしいと感じたら保全日に点検するのがベストですが、生産ばかりを追いかけていると設備保全を怠ってしまいますので、かえってさまざまなリスクが生じてしまうものです。

設備保全を行わないと生じるリスク

 設備保全を行わないと生じるリスクをみていきます。

1.機械が壊れる

 保全を疎かにすると日々の変化に気づきません。

振動や異音というのは機械側の異常を知らせるサインでもあります。この程度なら問題ないと放置すれば、いずれ悪化し、スピンドル軸の破損やモーターの焼き付きなど、機械が異常で動かなくなります。

2.交換部品がすぐ入らない

 保全で交換する部品などは毎回購入しているような消耗品ばかりではありません。

工場で稼働する設備には1つ数十万円もするような高額の部品もついています。壊さないようにメンテナンスをすることも大切ですが、いずれは交換が必要になるものもあるので、前もって交換が必要な部品の在庫を調べておかなくてはなりません。

 高額な部品はメーカーも在庫を持っていないことが多く、発注から数か月もかかるケースは珍しくありません。部品が入るまで1か月以上も動かすことができなくなると、工場の規模達成にも大きな影響が出てしまいます。

3.現場のモチベーションが低下

設備保全が入らないと機械の不具合が増えていき、段取りや調整に時間がかかってしまいます。「動きが悪い(重い)」、「スライド面が固い」といった事例はメンテナンスをしないとより一層動きが悪くなり、段取りしづらくなっていきます。

 保全は普段触らない箇所も見ることが多くなり、設備をバラしていくことは作業者にとってもかなり勉強になるものです。いつまでたっても調子が悪い設備を直してもらえないと、現場のモチベーションが下がります。

4.ケガが起きやすい

保全を行わない設備はケガが起きやすくなるものです。「油漏れ」「ボルトが固い」「スライド面の錆付き」など、普段からメンテナンスに気を配っておけば解消できることも放置されてしまいます。

 設備保全をしないと固い場所をだれかがやるだろうと放置しやすく、力を必要以上にいれてボルトやスライド面をゆるめようとして、スパナが外れてケガをする可能性が高まる恐れもあります。特に錆び付きがあれば、一層固着してゆるめるために大きな力が必要になります。勢いで手が回りのカバーや部品に干渉してケガをすることもあります。

油漏れは保全に限らず、通常作業でも滑って転倒しやすくなります。どこから漏れているのかすぐに判明しない場合、普段は床面の掃除をこまめにしながらとりあえずカバーしていることもあるでしょう。保全日に設備を止めてじっくり検証することで、油漏れを対策できます。

5.品質面で不具合が発生

設備保全ができていないと、各部品の動きも悪くなってしまうので、品質不具合に直結する可能性があります。

たとえば研削砥石をドレッシングする際、ドレッサーの切込み側でリニアレールが摩耗すれば、いくらサーボで制御していても切込が上手く行えず、製品の形状不良が発生します。これはリニアに油やグリースが流れていないのが要因になりやすく、製品を加工しても目で見えないような不具合になりがちです。このような品質不具合品がエンドユーザーまで流出してしまえば、賠償金が発生する重大な問題につながります。

ちなみにサーボモーターが通常通りの切り込み動作を行うのに対し、リニアの動きが固くてスライド面が前進しないと、ボールねじに負荷が生じて故障するケースがあるので注意が必要です。

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設備保全の仕事内容

 設備保全の仕事内容は多岐に渡ります。

空圧・油圧の部品修理・交換、油圧タンクの油交換、モーターやポンプの掃除・交換、普段手の届かない機内の清掃、スピンドル軸の摩耗確認・交換など、扱う製品によって工場ごとに変わります。

また、設備保全には部品の交換や修理だけでなく、設備診断を取り入れる部署もあります。

設備診断は軸の回転数や平行度、設備の水平度、振動計を用いて設備の振動値を測定するなど、設備の状態を調べるのに有効です。この設備診断を経て次回の保全日を半月早めて対応することもできます。

完全生産活動に重要な予防保全

設備保全は完全生産活動に欠かせない予防保全も行います。

完全生産とはムダを無くして生産性を向上することであり、予防保全とは機械の調子が「いい状態」に保てるようにすることを指します。この「いい状態」というのは設備が導入されてきた当時の動きに近づけるようにすることです。いわゆる「あるべき姿」といえるでしょう。そのためには普段から小さい異常に気付けるように日常の点検を徹底する必要があります。

予防保全を行うには工場勤務の基本となる3S(整理・整頓・清潔)から入ります。機械を綺麗にして異常を「見える化」することが大切です。汚れた状態のままだとどこに異常が潜んでいるのか見つけられません。

予防保全を行うことは機械の生産性を上げていくことにつながっていきます。

設備保全のやりがい                                     

設備保全は普段の段取りとは違い、設備のいい状態と悪い状態の区別ができ、機械の仕組みを深く理解することができます。その点では今までの不明点が勉強できるので、自身のスキルアップが手にとって分かるようになります。

 また、保全したことによって段取り時間の短縮や生産性アップにつながることで、自身の評価も上がりやすくなります。現場作業者が設備保全に強くなると、他の部署や工場との交流も増えていき、生産技術とも対等にでも話ができるようになり、より一層仕事内容に面白さが増えていきます。

 設備保全することによって生じるメリットは、個人・部署・工場のどれをとっても大きなものとなるでしょう。

設備保全に向いている人

 機械がどういう仕組みで動いているのか興味が湧く人や、段取り・調整をもっと早く終わらせたい人は設備保全が向いているといえるしょう。段取りや調整もスキルが必要になりますが、設備保全はより一層高いスキルが求められます。

1本でも多く生産し、1分でも早く段取りを終わらすためには、設備保全で機械を有効に活用できるよう万全の状態を作り上げなければなりません。生産現場でスキルアップを求めている人にも向いているでしょう。

設備保全に必要な資格

設備保全には国家資格である機械保全技能士の資格がおすすめです。

保全技能士には「機械系保全作業」「電気系保全作業」「設備診断作業」の3項目があり、現場作業者に人気なのは機械系保全作業2級となります。

 現場では資格がなくても保全やメンテナンスの仕事を任されるケースがあります。保全業務は資格が必要ない職場が多いといっても過言ではありません。

むしろ長年工場で現場勤務を継続してきたベテラン作業者の場合、資格を持っていなくても空圧や油圧関連でも高いスキルを持っており、有資格者よりもレベルが高い仕事内容を任されているケースがあります。

ただ、転職活動には資格を持っていた方が有利なのは間違いありません。

まとめ

 設備保全は機械が正常に動くようにメンテンナスすることであり、毎月実施することが望まれます。設備保全を怠ると、「機械が壊れる」「部品がすぐ手配できない」「ケガが起きやすい」「品質不具合の発生」といったさまざまなリスクが懸念されます。

 設備保全の仕事内容は各部品の交換・修理や予防保全を行って設備診断するなど多岐にわたります。設備保全は現場作業者のスキルアップにもつながりますのでやりがいも増えます。

 設備保全を行う場合は生産が止まるものの、機械が壊れるのを防ぎますので、長期的にみれば生産性を高めることにつながっていくでしょう。

 

 

 

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