工場の夏場を乗り切るために必要な暑さ対策とは

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例年温暖化が進み、日本でも地域によっては6月を越えたあたりから急激に暑さを増しています。室内とはいえ、熱気や湿度がこもりやすいのが工場の特徴であり、真夏日にならなくても熱中症の危険が伴います。

工場では暑さ対策を充分にしていないと、貧血や立ちくらみを引き起こし、その影響で転倒やはさまれといった労働災害、もしくは重大ヒヤリハットにつながる恐れがあります。

そこで、工場の夏場を乗り切るために必要な暑さ対策を紹介していきます。

工場の暑さ対策が不十分な場合に生じるリスク

工場の夏場における暑さ対策は非常に重要です。工場内に暑さが蔓延すると、従業員の体調不良だけでなく、生産性の低下や労働災害、品質不具合を引き起こす恐れがあります。

それぞれの理由をみていきます。

熱中症で体調悪化

まずは熱中症です。例年猛暑日が話題になるほど夏場は危険な暑さが到来しています。日差しが入ってこない工場でも怖いのが熱中症といえるでしょう。工場内は設備が発する熱気や動き回る作業者の体感温度で、表示される温度計よりも暑さを感じる人が多いものです。

作業エリアによっては冷房の効きが悪いこともあり、夜間にいたっては湿気も多いので体内に熱がこもってしまいます。

作業着も長袖で保護具を使用しなければならない場合など、体内の水分が不足してしまい、熱中症のリスクが高まってしまいます。設備の前で仕事をしていると、なかなか水分補給に回れない人もいるものです。

しかも、普段の実生活から熱中症の危険性があるものなので、寝不足や食欲不振などで体調不良のまま仕事に来てしまうと、熱中症のリスクがさらに高まります。明らかな体調不良は仕事に支障をきたすため、自宅療養するべきですが、「このくらいならたぶん大丈夫」と思い込んでしまうと、熱中症によって体調が悪化してしまいます。

集中力の低下で生産性や品質にも影響

人は暑いと集中力を維持するのが困難となります。いつもよりも動きが悪くなり、持ち台数も減りますし、何より暑くてモチベーションも上がりません。持ち場を離れることが多くなり、冷房の効きが良い場所へ何度も足を運んで生産性が落ちてしまいます。

また、集中力の低下は品質不具合の懸念もあります。普段なら気づくはずの確認も怠るようになり、切込みや戻り量のボタン操作も押し間違えるなど、凡ミスも増えてしまいがちです。このような品質不具合は客先納期など多方面にも影響が出てしまうでしょう。

労働災害の危険性が高まる

熱中症までいかなくても、暑さでフラフラすることや立ちくらみといった経験はだれにでもあるものです。製造業ではさまざまな設備を扱っており、危険を潜んでいる箇所はいくらでも存在しています。

ましてや集中力も低下しているので、危険なことに気付かず、事故となってしまう恐れがあります。頭をぶつける場合もあれば回転物に手を入れてしまうなど、普段なら注意していることにも気づかない恐れがあります。

また、労働災害の危険は作業中だけとは限りません。歩行中に階段を踏み外すことや通勤途中の運転時による交通事故も危険です。段差でもつまずきやすくなります。集中力の低下による労働災害の懸念は高いと言えるでしょう。

自分でできる工場の暑さ対策

工場での暑さ対策には作業者が自分でできる対策と工場側が行う対策があります。まずは自分でできる工場の暑さ対策をみていきましょう。

涼しいインナーを着用

工場では安全のためにも統一された作業着の着用が必要です。これは安全だけでなく、ボタンなどの異物混入を防ぐためにも作業着が好ましい理由です。作業着と聞くと暑苦しいイメージになりますが、近年はさまざまなタイプの作業着が登場しており、涼しくて快適なものも登場しています。

作業着の変更は組織単位で動かないと変えられないので、まずはインナーで対策することからおすすめします。

インナーは速乾性で消臭・抗菌タイプ、汗をよく吸収するのがいいでしょう。臭いや雑菌の繁殖も防ぐ効果があります。また、製造業の現場作業では、長時間身体を動かす仕事が多いので、ストレッチ性の高い素材が好まれます。

これら機能性に優れたインナーを着用するようにしましょう。

体温調節に役立つ冷感グッズ

工場内に持ち込んでよいサイズで、身につけても大丈夫な形状であれば、暑さ対策に冷感グッズも役立ちます。

・ボディシート

汗を拭きとるボディシートは清涼感がありますし、長時間は続かないにしても、休憩時やトイレに行くときにサッと使用できるのでおすすめです。

・保冷剤

昼食の弁当に使用することの多い保冷剤ですが、体に身につけるタイプの保冷剤は体温を下げる効果があります。作業着やインナーに収納するタイプもあれば、体に直接貼り付けるタイプもあります。

・冷感タオル

首に巻き付けるタイプの冷感タオルが多く販売されており、ひんやりした心地よさと水に濡らすだけでいいという手軽さがメリットといえます。ただ、工場ではタオルを首に巻くと巻き込まれ災害につながることから、装着を禁止している部署が多くみられます。

冷感タオルの使用時は上長や職場の安全委員に確認してからにしましょう。

・冷感スプレー

作業着やインナーの上からスプレーするだけで瞬間的に冷却効果を実感できます。冷却だけでなく、消臭効果もあるタイプのスプレーが多いので、汗の臭いを抑えるのにも効果的です。

水分と塩分補給

熱中症対策にはこまめな水分・塩分補給が大事です。工場内にはウォータークーラーが数か所設置されており、水を飲むのは問題ないかもしれませんが、必要なのは塩分となります。

熱中症対策で水筒やペットボトルを現場に置いていい部署だと、スポーツドリンクで水分補給するのが無難です。

水だけの摂りすぎはかえって熱中症を引き起こしてしまうので、塩飴などで適度な塩分補給を心がけましょう。

また、スポーツドリンクの摂りすぎも糖分過多になるので注意が必要といえます。

生活習慣の見直し

すぐにできる対策として、体調不良に陥りやすい生活習慣の見直しです。自分で可能な限り改善できるように努めてみましょう。

・朝食を取る

意外にもなかなかできていない人が多いのは朝食を食べないことです。人は寝ているときに寝汗をかいており、起床してからの水分・塩分補給を朝食で補うことができます。工場勤務は長時間の立ち仕事になりがちなので、朝食を抜くと栄養が十分行き届かず、貧血になりやすいのが懸念されます。

忙しい朝ですが、しっかりと朝食を取るように心がけましょう。

・十分な睡眠時間の確保

また、十分な睡眠時間も大事です。夏の暑い時期は日中だけとは限りません。室内が暑すぎて寝付けない人は適度にエアコンをつけて対応するようにしましょう。寝不足気味だと体温調整が上手く機能しない恐れがあり、熱中症のリスクが高まります。

就寝前にはコップ一杯の水を飲んでおき、寝ている間に脱水症状にならないよう、熱中症リスクを下げておくのも効果的です。

工場側の暑さ対策

工場側の暑さ対策は全部署を対象とするのは予算の関係上、難しい場合があります。それでも簡易的な対策などは可能なので、工場で行っている暑さ対策を紹介していきます。自分の部署で参考となるかもしれません。

厳しい日差しには断熱材や段ボールで目張り

窓から降り注ぐ真夏の日光はかなり厳しい暑さを伴います。工場がある郊外では高い建物が周辺にない場合が多く、直接厳しい日差しを受けてしまいがちです。

カーテンを閉めてもあまり効果が見られず、窓際はエアコンの効きが悪い場合、かなりつらい作業となります。

そこで手軽にできるのが段ボールを断熱材変わりに使用することです。段ボールは工場でたくさん使用しているものなので、すぐに対応できるからおすすめです。

とりあえず段ボールでしのいでおいて、きっちりした断熱材などを手配してもらうように困りごとを打ち上げていきましょう。

業務用のスポットクーラーや扇風機の設置

工場内には複数のエアコンが設置されており、場内全体を冷却していくものですが、エリアごとに設備の数も違いますし、熱気の影響で体感温度にもバラつきがあるものです。工場内のエアコンは大掛かりな工事となりますし、導入コストも大きく、簡単に増設しづらいものです。

とはいえ、エアコンを強くし過ぎると結露ができて製品を錆びさせる恐れもあるので注意が必要となります。

そこで、助かるのが業務用のスポットクーラーや扇風機です。これらは工場に設置するエアコンよりも安価で済みますし、大掛かりな工事も不要となります。スポットクーラーは首振りタイプや送風ダクトが2つ以上あるものもあり、設置もコンパクトです。それでも導入コストがかかりますので、なかなか動いてくれない上司もいるでしょう。

熱気がこもりやすいエリアなら業務用扇風機で風を送るだけで熱気が循環されていき、暑さが和らぎます。こちらは導入コストも大幅に安く済みますので、扇風機の導入を相談してみましょう。

冷感タイプの作業着を導入

作業着は企業ごとに統一されたものを着用しているものですが、ファンが付いた作業着は高い冷感効果を得られます。作業内容によっては着用されないこともありますが、体内に熱気がこもりやすい職場などは重宝するでしょう。

作業着には冷感ベストを着用している工場もあります。作業着自体は普通のタイプだとしても、着心地のよい冷却効果を得られるのでおすすめです。

これらは現場の困りごとや組合に相談するなど、複数の声を挙げていき、会社に動いてもらうようにするのが得策です。

工場で暑さ対策が限界を迎えたとき

工場勤務では、ある程度自分たちで暑さ対策を講じることが可能ですが、やはり限界があります。どうしても暑さ対策に限界を感じてしまった場合の対処法について説明していきます。

同僚を巻き込んで上司や組合に相談

一般の現場作業者は裁量権を持っていません。個人の声というのは小さいもので、なかなか会社も本腰を上げてくれないものでしょう。職場の上司である係長や課長クラスになると、ある程度発言力もあり、予算に応じて部長や役員に相談してくれます。

一人よりも同じ職場で働く同僚の声も合わせておき、現場の大きな困りごとで暑さ対策を講じれば、生産性の低下を懸念するので会社も動いてくれやすくなります。

また、組合の職場委員にも声をかけておき、現状の体感温度の苦しさやつらさを共有しておけば、労使交渉で打ち上げてくれる可能性も高くなります。

ここで大事なのは個人だけで我慢するのではなく、声を出して周囲を巻き込んでいくことです。

転職も視野に入れる

労働環境の改善がされない場合、思い切って転職を視野に入れることもおすすめです。まずは改善や配置転換をお願いしても、なかなか会社が動かない場合、自分の身体を痛めつけるようなものです。

体感温度は人によって異なりますので、自分が暑くても周囲が大丈夫という認識になれば一向に会社の改善が入らないものです。そこで、いつまでも我慢するよりも、思い切って転職して環境を変えるほうが気持ち良く仕事ができるものといえます。

労働者は身体が資本ですので、劣悪な労働環境によって転職を検討するのは至極真っ当な理由といえます。

ただ、転職先の空調設備がきっちりと完備されているのか事前にチェックしないといけません。転職先も同じように暑さ対策が必要ならば本末転倒といえるもの。転職サイトや転職エージェントの情報をチェックしておき、可能ならば工場見学も申し込みましょう。

まとめ

ここまで工場の暑さ対策をまとめてきました。暑さで体調不良になると熱中症のリスクもあり、集中力の低下で労働災害や品質不具合になる可能性があります。

自分でできる対策や工場側に動いてもらうことで改善していくようにしましょう。一向に改善されない場合は転職も視野に入れておくのがおすすめです。

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