4勤2休の勤務体系はどんなメリットがあるの?デメリットや気を付けるポイントを解説

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工場ではさまざまな勤務体系を敷いています。交替勤務や部制勤務ともいわれ、日勤と夜勤を互いの班が交互に繰り返していきます。多くの工場では2交替制を使われていますが、中には4勤2休という少し特殊な勤務体系を取っている工場もあるものです。

そこで工場勤務における4勤2休とはどのようなシフトなのか、メリットやデメリットと共に解説していきます。

工場で採用されている交替勤務

まずは工場で主に採用されている交替勤務の種類をみていきましょう。

日勤帯(5勤2休)

日勤帯とは通常の勤務時間のことです。常勤帯と読んでいる職場もあります。生産管理や品質保証などの専門部門、事務員や係長以上のポストに就いている上長が主に従事しています。日勤帯は8時から17時が一般的で、他の関係部署や取引先との連絡も付けやすい時間帯に稼働しています。

恐らく新人の研修期間もこの日勤帯がメインとなっているものです。日勤帯は交替勤務のように手当がありませんので、給料的には夜勤がある社員よりも低くなるものの、肉体的な負担は軽減されます。

日勤帯のみのシフトなので、基本的に5勤2休となります。

2班2交替(5勤2休)

多くの工場では一般的な交替勤務です。一週間単位で日勤と夜勤が入れ替わり、週末の土日が休日となります。ただ、夜勤明けの週では土曜日の朝に帰宅して翌日曜日の夜には早く休まないとすぐに日勤の仕事が始まるので、慣れるまでは体のサイクルが追い付かずに負担となりがちです。

時間帯は日勤帯と同じ8時から17時と20時から5時、7時から16時と19時から4時など、昼と夜で3時間のインターバルを挟んでいるケースが見られます。このような工場では残業込みの時間配分となり、つなぎで24時間稼働を見越しているでしょう。

また、2交替には日勤帯からそのまま引き継ぐ交替制もあります。たとえば、7時から16時で夜勤が16時から1時の場合です。このようなシフトを取っている工場や部署では、残業はなしの稼働がメリットとなりますが、設備はすべて電源までシャットダウンするのが基本なので、翌日の立ち上げに時間がかかるデメリットもあります。

3班2交替(5勤2休)

一週間を3交替でシフトしていく勤務体系です。一日にすべての班が出勤となります。週末が休日となるので、基本的に5勤2休のシフトです。24時間を3班で割ると8時間になりますが、これだと昼休憩時間がありません。そこで昼休憩時間を40分~50分と短縮し、部制間を5分や10分程度被らせて引き継ぎ時間をあえて作り、一日で3班の稼働時間を確保しています。

この交替勤務のメリットは勤務時間が短くなり、残業時間も基本的にないことです。

3班2交替(4勤2休)

24時間フル稼働の工場で見られるシフトです。一日の中でどこかの班は必ず休みとなります。4勤2休のシフト体系なので、月の休みが多くなりますし、日勤帯との不公平感が出てしまいがちです。

そこで4勤2休の勤務時間を1時間長くするなど工夫し、勤務時間が長くなることで年間休日を数日増やして日勤帯と同じ総時間数になるよう調整しています。

休日が増えて必ず連休を取れるのはありがたいことですが、週末も関係なく仕事になり、勤務時間も自動的に長くなるケースがあります。

また、似たような4勤2休で4班3交替の勤務体系がありますが、こちらは従業員数が多くないとできないシフトといえるでしょう。

4勤2休のメリット

4勤2休の勤務体系にはどのようなメリットがあるのかみていきましょう。

工場で働く女性

年間休日が多くなる

4勤2休では週末連休となる人たちよりも年間休日が多くなります。先述しましたが、不公平感が出る職場もありますので、年間の総勤務時間数で同等になるよう調整されています。

それでも一日に1時間程度ですから、休日が増えたほうがいいという人もいるはずです。現に連休を確実に取れますので、4日働いてすぐに連休を控えていることから、身体をゆっくり休めることが可能です。

平日に休みを満喫できる

4勤2休では週末に関係なく連休が取れるので、普段は平日に行くことのできない役所などの手続きを利用できます。また、商業施設など休日だと込み合う場所へ並ばずに利用できるのは大きなメリットといえるでしょう。

子どもがいる家庭では平日の日中は学校に行くので、基本的にゆっくりと自分の時間を確保できるものです。有給休暇と組み合わせると週末のようにゆったりとした時間を堪能できるでしょう。

他の交替勤務でも夜勤の場合は平日の日中に用事を済ますこともできますが、やはり休みの場合とは体の使い方が異なります。

手当が増えて手取り額が高くなる

3班2交替の勤務などは交替勤務の手当が高くなります。一般的なの2班2交替よりも手当が多くなりがちです。これは週末に関係なく勤務しているからともいえるでしょう。

また、深夜勤務が長くなりがちなので、深夜手当も増えていきます。

しかも休日が多いのにも関わらず、工場のカレンダーによっては夜勤が多い月があるものです。31日ある月だと、夜勤が12日勤務になるケースがあり、深夜手当が増えるので手取り額も高くなります。

もちろん、5勤2休のシフトでも月に13日も夜勤が発生するケースが見られます。それでも一日の終業時間が長くなる4勤2休では、深夜手当の夜勤帯をフル稼働しているので、手当自体は多く支給されるものです。

超大型連休になる可能性もあり

先述した休日が多い点で、さらにメリットがあります。それは年末年始やゴールデンウイーク、お盆休みといった大型連休時に普段の連休が重なる場合です。たとえば年末年始が12月28日から1月4日まで8日間だった場合、連休が被ると最大で10日間の休日が発生します。ここに有給休暇を合わせれば超大型連休となり、月の1/3以上が休みとなって旅行なども満喫できるでしょう。

設備が稼働継続なので調整が少ない

4勤2休のメリットは福利厚生だけではありません。作業中は継続して設備の電源を点けっぱなしになっており、立ち下げることがないでしょう。要は設備が断続的になっているので、立ち上げ時の試運転が不要であり、調整時間が大幅に削減可能です。

週明けの日勤帯で設備を立ち上げる際、どうしても試運転からスタートします。設備が温まるまで時間がかかりますし、製品精度が悪くて各調整が必要となるケースも見られます。

そのため、4勤2休ではすぐに生産活動に入れますので、生産性向上につながります。

これは作業者の負担も減るだけでなく、工場側にも余計なダウンタイムが削減できるので、双方にメリットがあるといえるでしょう。

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4勤2休のデメリット

4勤2休ではいいことばかりでもありません。個人差もありますが、デメリットに感じる場合もみられます。そこで4勤2休のデメリットをみていきましょう。

休みがバラバラで予定が立てにくい

4勤2休はサイクルが6日なので、決まった曜日が休みとなりません。曜日は1週間ですから、土日の週末に休みを合わせるには2か月に1回程度となり、家族や友人と合わせて出かけるのがなかなか難しくなります。

もちろん、平日に出かけるなら問題ありませんが、学校や他の会社は基本的に週末休みです。夜勤明けは特に時間を合わせるのが大変ですので、日勤が金曜日終わりの週末となるとさらに延びてしまいます。

4勤2休は休みがバラバラになるので、予定を取りづらいのがデメリットに感じることもあるでしょう。

曜日や日にちの感覚が分からない

4勤2休の場合、曜日が分からなくなる人も多くあります。なかなか6日間で1週間を終えることがないので、今日が何曜日というのが分からなくても不思議ではありません。毎週月・水といったゴミの日を間違えることもあるでしょう。

歯医者など一か月先の予約を入れる場合、その場ではすぐに休みかどうか分からず、間違えて予約してしまうこともあり得ます。4勤2休のでは、カレンダーを見ながらでも自分の休みが分からないもの。6日間隔で覚えていくのはなかなか難しいといえます。

生活リズムが安定せず体調を崩しやすい

4勤2休は6日間サイクルです。ほとんどの人は学生生活からずっと7日間のサイクルで、週末が休みという感覚を持っています。工場勤務は夜勤でも立ち仕事が多いので、毎日足腰が大変という人もいるでしょう。

健康のために体を鍛えようとして、ジョギングやウォーキングを継続しようとしても、日勤と夜勤では時間が異なりますので、継続するのが難しくなります。

また、日勤と夜勤をすぐに繰り返すので、3~4日目でやっと体も慣れたころにまた休みに入るので、なかなか生活リズムが安定せずに体調を崩してしまう恐れがあります。

勤務時間が長い職場もある

大型連休が無いと仮定して年間365日を稼働日数とする場合、52週間で週末休みの5勤2休だと年間休日が104~105日です。ところが4勤2休では6日間サイクルなので、月に必ず10日は休日が発生します。これを12か月間として年間休日が120日もあることになります。

ここだけみると、この差はさすがに他の勤務体制の人たちから不満が出てもおかしくありません。そこでこの差を少しでも埋めるために、4勤2休の勤務時間を長くしているケースがあります。

たとえば1か月30日間と仮定し、拘束時間を10時間として9時間勤務にすると、月の勤務時間は180時間となります。これが5勤2休の場合では休日を8日として、月の勤務如何は176時間です。

今度は4勤2休の方が4時間長く勤務していることになります。月に31日間のときもあるので、一概には言えませんが、年間にすると分かりやすくなります。

 

表① 勤務時間が同一の場合

52週間の休日 勤務時間 年間勤務時間
5勤2休 約105日 8時間 2,080時間
4勤2休 約120日 8時間 1,960時間

 

表② 4勤2休が9時間勤務の場合

52週間の休日 勤務時間 年間勤務時間
5勤2休 約105日 8時間 2,080時間
4勤2休 約120日 9時間 2,205時間

 

表②では年間勤務時間で4勤2休が上回っています。そこで4勤2休に調整分として休日を別で取得するようにします。本来は大型連休が20日前後ある事業所が多いので、年間で8~10日くらいの休日を設定すると勤務時間は均一に近づくことでしょう。

勤務時間が長いというのはそれなりにしんどいものですし、たとえ定時で上がっても同じ時間に5勤2休の人が仕事を終える場合、後者は残業手当が1時間分付きます。

休みが多くなっても1日の拘束時間が長くなります。これはどちらがいいともいえませんが、残業手当が付かずに拘束時間が長いのはだれでも嫌なものですので、デメリットに感じる人も多いでしょう。

4勤2休で気を付けたいこと

4勤2休で気を付けたいポイントをみていきます。

体調管理に気を付ける

4勤2休は特殊な6日間サイクルという特殊な勤務体系です。またこれまで定時は8時間勤務(9時間拘束)を当たり前にしてきた人がほとんどでしょうから、毎日1時間長い勤務時間と拘束時間を苦痛に感じることは珍しくありません。

生活リズムも崩しやすく、ストレスをため込まないように体調管理には十分気を配るようにしましょう。

連絡や引継ぎは細目に行う

4勤2休は休みの間も工場は稼働を止めません。5勤2休だと週末休みは工場自体も休みになるので、夜勤明けはそのまま自分たちの班が立ち上げを行うので連絡や引継ぎが不要です。

しかし、3班2交替の4勤2休になると、たとえ土日の週末であっても、自分たちが休みの間は進捗が進んでいきます。特に日勤から夜勤に変わるときは、2日間の休みといえど、6直の間が空いてしまいます。

A・B・Cと3つの班を例にみていきましょう。

表③3班2交替の流れ

日勤 A班 A班 A班 A班 B班 B班 B班 B班 C班
夜勤 B班 B班 C班 C班 C班 C班 A班 A班 A班
休み C班 C班 B班 B班 A班 A班 C班 C班 B班

 

これでみるとA班は木曜日の日勤が終われば休みに入り、次に出勤するのは日曜日の夜勤です。B班は火曜日の夜勤が終わって次は金曜日の日勤となります。このことからも日勤では6直分、夜勤では4直分のインターバルが空くこととなります。

それだけに6直分も空けば進捗はかなり進んでいるものです。しっかりと連絡や引継ぎを行っていないと大事なポイントを見逃してしまい、品質トラブルが起きる可能性もあるので注意しましょう。

有給休暇は早めに申請する

3班2交替ともなれば、2班2交替よりも多く人材を振り分けます。普段からギリギリの人員で回していることも考えられます。また、週末も稼働するために基本的に忙しい職場です。人員の振り回しや突発的な応援などを確保するために、予定している有給休暇は早めに申請するようにしましょう。

もちろん、突発的な体調不良や家族の看病、知人や親族の不幸など(公休を使えない場合)、どうしても急に休みが必要なときは別です。

ただ、有給休暇は従業員の権利とはいえ、急に用事で休みたいというのは職場の雰囲気を悪くしますし、他の従業員と休暇が被ることも考えられます。会社側も時季変更権を行使できますので、トラブルにならないように心がけましょう。

まとめ

4勤2休は6日間サイクルで交替勤務手当が多く、夜勤の時間も長くなるので給料が増えて休みが多いというメリットがあります。平日に連休を取れるのは買い物や遊びに行くのも混雑を避けられます。

また、曜日の感覚が分からなくなり、勤務時間も長くなって、生活リズムが不規則で体調を崩してしまう恐れがあります。引き継ぎも細目に行わないと進捗がかなり進んでしまうので、休み前に何をしていたのか分からないこともあるでしょう。

それでも何かと恩恵も受けられて魅力的なのが4勤2休といえます。

 

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