工場転職ガイド 工場勤務の実態、溶接やフォークリフトなどの資格やピッキング作業など工場勤務全体を紹介
ぬいぐるみ工場で働きたいと考えている人にとって、どんな求人があるのか、仕事内容も気になるものでしょう。ぬいぐるみは子どものおもちゃから大人の推しアイテムとして幅広い人気があるものです。
そんなぬいぐるみを作る工場で働きたい人に向けて、求人内容や仕事内容、面接対策などを解説していきます。
ぬいぐるみは誰しもが通るアイテムといえます。乳幼児には必須アイテムであり、ぬいぐるみがあるだけで不思議と笑顔や安心感が得られます。特に子どもは長いこと愛用してくれますし、お出かけや就寝時にも寄り添うほどの大切な存在です。
ぬいぐるみは大人にとっても可愛いと思えるので、キャラクターグッズとしても最適です。これは玩具でありながらインテリアとしても同じであり、クレーンゲームやコンビニのくじでも熱中するほど人気があります。
また、国内だけでなく海外でもぬいぐるみは大人気ですので、これを製造する工場にとっては需要の高い仕事といえるでしょう。インターネットの大躍進やスマホの爆発的普及を受けて、小説や漫画、映画などの娯楽は、配信サービスの定着でスマホ一台から楽々に楽しめるようになっています。
しかし、ぬいぐるみは手触りや肌ざわり、そして感情を和ませる安心感という点ではまだまだ活躍できるものであり、今後も変わらず人気の商品となっていくでしょう。
それに加えて少子高齢化によってどの工場でも人手不足の波が押し寄せています。これはぬいぐるみ工場でも例外ではありません。ぬいぐるみ工場の求人も人手不足から来ているものが多くあります。
ぬいぐるみ工場の求人は現場作業と企画・製作・管理スタッフ、検査工程、などがあります。それぞれ仕事内容をみていきましょう。
現場作業は主に2つに分かれています。大きな工場では自動生産することもあり、オペレーターが機械操作をして製品工程を管理しています。ただ、こちらはぬいぐるみがメインというよりも玩具の組み立てが主な作業になることもあります。
クレーンゲームにあるグッズなどは海外工場で生産されることが多くあり、自社工場では大きなサイズや特殊なぬいぐるみを製作、大量生産は海外へ受注というケースもあるでしょう。
工場にある成型機も操作が簡単なものが多く、基本的に段取りは専門のスタッフが行い、生産はボタン操作のみで作業性にすぐれています。
もう1つは工房のようにすべての工程を自社で製作することです。企画立案からデザインを手がけ、そのまま生地と綿を使って縫製していきます。
また、完成したぬいぐるみを検査・検品する工程もあります。海外で受注された商品を検品して箱詰めしていく作業はパート作業員を雇う場合もあるでしょう。
海外生産の場合だと、糸のほつれや針の取り忘れなど、外観をチェックしていくのが特徴です。
縫製作業は図面や指示書通りにぬいぐるみを仕上げていきます。手先の器用さはもちろんのこと、コツコツと真面目に作業に没頭できる人が好ましくなります。縫製作業は経験がモノをいう仕事でもありますので、年齢不問で募集しているケースが多く見られます。
ぬいぐるみ工場の醍醐味でもあるのが企画デザインです。オリジナルキャラクターを作ることもあれば、クライアントからの要望でアニメや漫画、ゲームのキャラクターをぬいぐるみ用にデザインしていきます。
打ち合わせを経てサンプルを作成し、素材やサイズに沿った形を提供してクライアントの許可が出れば、工場に依頼をかけて縫製作業入ります。
漫画やアニメキャラクターの場合、人気のキャラを選定してシリーズ化していくことも可能ですし、抱き枕などのぬいぐるみ以外の縫製グッズも人気が高いアイテムといえます。
また、企画・デザインには市場の人気に対してアンテナを常に張っていかなかくてはなりません。どのようなキャラクターが人気を博し、ぬいぐるみに適しているのかリサーチする能力も必要といえます。
ぬいぐるみ工場でも人手不足になりやすく、非常にやりがいのある仕事ですので求人も多いのが特徴です。
生産管理はぬいぐるみの受注から生産、検査、出荷までの工程管理を担当しています。企画立案と一緒に担当するケースもあります。キャラクターグッズの場合、メーカー担当者との打ち合わせもしなければなりません。
生産管理は注文から材料の手配、生産計画の作成、リードタイムから納品日を設定し、クライアントの納期に間に合うように工程間の進捗を追いかけます。
ぬいぐるみ工場のやりがいをみていきましょう。
ぬいぐるみ工場での仕事で一番やりがいとなるのが人を笑顔にさせていることです。市場に出回っている商品に対して、大人から子どもまでたくさんの人が笑顔に包まれています。
ぬいぐるみを抱っこする子どもはもちろんのこと、それを見ている大人も自然と笑顔になれる素晴らしい仕事をしています。
たとえ自分たちが作っていないぬいぐるみだとしても、愛情を持って接している様子をみれば、もっといいものを作ろうと頑張る気にさせてもらえるものです。
ぬいぐるみが好きな人が就く仕事といえますので、好きなことを仕事にできる喜びがあります。工場では毎日生産していますから、好きなぬいぐるみに囲まれて仕事ができるのでやりがいも生まれます。
また、新しいキャラクターを知ることもできます。キャラクターグッズではなくても動物をモチーフにしているぬいぐるみも十分可愛いものです。国内だけなく、海外のキャラクターを作ることもあるので、ぬいぐるみ好きの人にはたまらない仕事といえるでしょう。
ぬいぐるみの企画やデザインというのはクリエイティブな仕事です。真面目で怖いキャラクターもぬいぐるみのデザイン一つで可愛らしくできます。どうやったら可愛くできるのだろうと考えるのは楽しい作業といえます。
また、デザインしたぬいぐるみをいかに販売するか、営業や広報といった仕事も兼ねていくこともありますので、自分のアイデアでぬいぐるみを広く届けることも可能です。
ぬいぐるみはノベルティでも人気です。企業の記念企画にオリジナルデザインのぬいぐるみをノベルティ企画とすることもできます。
ぬいぐるみ工場の仕事に向いている人の特徴をみていきましょう。
・ぬいぐるみが大好き
これは前提です。ぬいぐるみが嫌いな人って少ないものでしょうが、基本的にぬいぐるみが大好きな人ほど仕事に情熱を持って取り組めるのでおすすめです。
・デザイン力がある
ぬいぐるみが好きな人でデザイン力がある人は企画立案に向いています。可愛いキャラクターに仕上がるように、オリジナルデザインを提案できる人は重宝されます。
・手先が器用
ぬいぐるみ工場ではサンプルを作成することがあるものです。また、人手の少ない工場では手作業で縫製していることもあります。手先が器用な人ほどサンプル作成で企画・デザインに近づけることが可能です。
・縫製作業が苦にならない
ぬいぐるみの縫製作業は我慢との戦いでもあります。間違いがあると最初からやり直しになることもあり、丁寧な作業が求められます。それだけに作業には時間がかかってしまいますが、集中力が続きやすい人は向いています。
工場以外でもぬいぐるみに携わる求人はあります。ぬいぐるみが好きなら店頭販売している雑貨屋やECサイトの管理の求人も仕事があります。人気の高そうなぬいぐるみを仕入れて、店頭のディスプレイやPOPの作成、ECサイトなら商品の写真や説明文なども人気につながります。
自分の好きなぬいぐるみの商品が売れると嬉しくなりますし、もっと勧めたくなるものです。工場での求人以外にもぬいぐるみに携われるのが魅力といえます。
ぬいぐるみ工場の求人は転職サイトがおすすめです。常に最新の求人情報を掲載しており、多くの求人案件を抱えています。
ぬいぐるみ工場での求人における面接対策は、自分のやりたいことを仕事にできる喜びを最大限に表現していくことです。大人になってもぬいぐるみが好きというのは恥ずかしいものだと捉える人もいますし、人前で知られるのが嫌という人もいるでしょう。
ただ、実際に製造している工場では何も心配いりません。ぬいぐるみが好きな人の集まりですし、自分たちの作っている商品が好きでない人に働いてもらおうとすることもないでしょう。
アイデアを形にしていく柔軟性やコツコツと作業できる集中力はアピール材料になります。市場にたくさんのぬいぐるみを流通させて、多くの人に喜んでもらうような仕事に携わりたい、という思いをどんどんアピールしましょう。
まとめ
ぬいぐるみは世界中で需要の高いグッズであり、大人から子どもまで幅広く愛用されています。少子高齢化を受けて、ぬいぐるみ工場の求人も年齢不問としているほどで、人手不足にも陥っています。
製造現場や企画・デザインのスタッフなど、ぬいぐるみが好きならまずは転職サイトの求人に応募してみましょう。
